基本情報
まず私の大学は
- 東京
- 国公立
- 1学年あたり38名
です。それを踏まえて話を進めていきます。
1~3年次
一人暮らし勢
一人暮らしの学生は1~3年次は50:50の割合って感じです。
東京のはずれに全国から獣医を目指す猛者たちが集まっており、沖縄から東北まで様々な出身地の人がいます。
北海道出身はは私の同期にはいません。北海道には帯広と北大があるからかもしれないです。
地方から来た人たちは実家から東京まで通うのはとてもたいへんなので一人暮らしを選択せざるをえません。
1~3年次での一人暮らし勢の大半はそのような地方出身者でした。
実家ぐらし勢
実家暮らしのなかでもその通学時間は様々で、自転車で10分の所に実家がある人や、電車で2時間以上かけてきているひともいました。
ちなみに私は2時間かけて通っていた人間の一人です。
4~6年次
一人暮らし勢
4年後期になると研究室配属となり、大学にいる時間が長くなったり、毎日行く人も多くなります。なので4年4月から実家が遠い人は一人暮らしを開始する人がちらほら出てきます。
私もその一人で、大学から家まで2時間かかっていたのが、徒歩5分になりました(笑)
そのおかげで毎日以前ほどの苦痛を伴わずに大学に来ることができています。
お金をかけて心の余裕と時間を買う、のは人生においてかなり重要な姿勢なのではないかなと思います。
実家暮らし勢
1~3年次に実家で暮らしていた大半の人は引き続き実家から通っています。
研究室のなかにも毎日行かなくてもよい、週2,3くらいで良いところもあるので、そこに所蔵している人はたとえ実家から大学が遠くても一人暮らしには切り替えなかったりします。
または親の方針などもあります。
1~3年次は一人暮らしだったが、4年からは実家暮らし、という人は一人もいませんでいた。
上記のグラフは私の主観に基づくもので、正確なデータではございません。
実家暮らしから一人暮らしに変更している人が一定数いるんだね
獣医学生の物件探しの条件
獣医学生の一人暮らしの条件についてはほとんどの面でほかの普通の学生と同じところに注目します。
- 住居の形態
- どこの地域に住むか
- どんな条件が良いか
- 家賃:目安は5万円台
- 初期費用を減らしたいなら敷金・礼金・仲介手数料に着目
のような感じです。
ところどころに獣医学生だからこそ、の要素もありますのでみていってね
住居の形態
ざっくり住居の形態について分けると
1. アパート | お手頃家賃で自分好みの部屋を探したい |
2. 大学の寮(学生寮) | 家賃を安く抑えたい/同級生や先輩後輩との交流を楽しみたい |
3. マンション | 家賃が高めでも綺麗でセキュリティなど設備の整った住まいに住みたい |
4. 学生会館 | 家のセキュリティが第一優先事項/食事付きが良い |
5. シェアハウス | 人とのつながりを作るのが好き/家賃を安く抑えたい |
6. 下宿 | 大学近くに親戚の家やツテがある |
です。
主にアパートと学生寮のどちらかに住んでいる、といった感じです。
- 2年次までは学生会館に住んでいたが、以降はアパートに転居した、
という人や
- アパートからマンションに引っ越した
- 学生寮からアパートに引っ越した
という人もいます。
どこの地域に住むか
大まかには
- 大学の近く
- 駅の近く
が重要です。
大学と駅が近いなら二つの条件を満たすことができますが、大学と駅が遠ければ
- 通学の利便性を最優先にするか
- 遊びに行ったりバイトに行くために駅から近い方がいいのか
どちらかを選ぶと思います。
たいていの獣医学生はここで「通学の利便性」のために大学から5~15分のところを探します。
私も含め、動物の世話をするために毎日または週2くらいで大学に行かざるを得ない日があるので、通学時間に時間などの障害があるとそれだけで行くのが憂鬱になってしまいます。
駅への近さ<大学への近さ、で選ぼう
どんな条件が良いか
ここの欄はほぼほぼ普通の学生との共通事項ですね
- 築年数
- 階数
- 間取り・広さ
- バストイレ
- 洗濯機置き場
- オートロック・インターホン
などです
https://tsukuba-daigaku.com/blog/apart-erabi#7
筑波大生に向けたホームページでしたが、とても分かりやすかったのでのっけて置きます。
家賃:目安は5万円台
私も含め、家賃は5万円台が平均的な相場です。
駅から近いと高くなってしまいますが、私は駅からの近さは捨て、大学から近いことを第一条件にしたので東京都内としては安いかもしれないです。
ただ大学の立地が東京都の都心から外れているから5万円台で済んでいる、というのはあるかもしれないです。
でも獣医系大学のある場所は東京大学以外は都心ではないから大体の獣医学生は東京都であったとしてもやっぱり5万円台の家賃で生活しているかもしれないですね。
一人暮らしの初期費用
最初に敷金礼金を入れなければいけなかったり、家具をそろえなきゃいけなかったりで30~40万は必要です。
https://www.haseko-sumai.com/kurashi/archive/detail_408.html
ここのサイトが詳しいのでご参照ください。
獣医学生の一人暮らしメリット
山ほどありますが獣医学生特有のメリットは
- 毎日の動物のお世話に行くのに便利
- 大学に行くハードルが低くなるので研究が進みやすい
が二大メリットです。
私は特に動物実験をしなければならなかったので毎日強制的に大学に行く日が3か月ほどありました。動物実験をするだけでも気疲れするのに加えて通学時間まであったのではストレスが半端なかったと思います。通学時間がなくなったことによって動物実験期間も半分ほどのストレスで走り抜けることができました。
また私は6年生現在卒業研究をゴリゴリに進めている最中なのですが毎日大学に行くことで、先生に直接質問ができるし、注文した商品を自分で受け取ることができるので何がどこにあるかを把握しやすいです。実験も即座にできるし、突然やってきた解剖依頼にもすぐに反応することができます。
やはり研究室関連でのメリットは非常に大きいです。
獣医学生の一人暮らしデメリット
デメリットは
- お金がかかる
くらいですかね。やはり学生ですので親の仕送りがあれど豊かな生活をするには不十分なのでバイトをする必要があります。お金の潤沢なご家庭ならバイトをしなくてもいいかもしれませんがそうでない場合は学業と平行してアルバイトにも精を出すことになるかもしれません。
私はコンビニバイトを週3~4やって月6万くらい稼いでいます。
遊んだり服を買ったり、自己投資したりなど自分らしく生きるためには必要資金です。
一人暮らしをやってみて
私は一人暮らしをする前はとにかく不安でしたが、やってみたら自分の肌に合っていたようでもう実家暮らしには戻れないです(笑)
一人暮らしスキルはちょっとしたところで磨かれていきますが、それらのスキルひとつひとつを年々繰り返すことで自立につながっていっているように感じます。
皆さんも一人暮らししてみてはいかがでしょうか。
まとめ
- 1~3年次は実家暮らし、4~6年次は一人暮らしの人が一定数いる
- 物件探しのポイント
- 初期費用は30~40万くらいかかる
- メリット:研究室生活がしやすい
- デメリット:お金がかかる
- 一人暮らしはいいぞ