2023年2月14日15日私は落胆していた。
絶対に落ちていたからである。
みんなが何か憑き物が落ちたように朗らかに帰っているのを横目に私はとても重い足取りだった。
友達と飲みに行く約束をしていたので、一緒にそこで丸付けをしあった。
友達はとても頭がいい人だったので、あーダメだダメだと言いながらもやはり大丈夫そうであった。
私は冗談ではなく、本当に落ちていると思っていたので、逆にへらへらと笑っていた
その後叫びたい気分になったのでカラオケに連いてきてもらった。Adoちゃんのうっせぇわを歌った。爽快な気分だった。その後ドリカムの何度でも歌っていたら優しい友達が泣いてしまった。大変申し訳なかった。
2023年3月15日合否発表があった。やはり私の番号はなかった。
真っ先に内定先に連絡をした。研究室の大好きな先生にも報告した。両親にもそして友達にも。試験の日から1ヵ月近く経っていた。その間に私の気持ちの整理がついていた。来年また頑張ろう。そうするしかないから。
今私は動物病院で働きながら勉強している。私の内定先の動物病院はとても優しく、私のことを本当に歓迎してくれた。だからこそ、逆に申し訳がなかったけれど、絶対にこの動物病院で獣医師として働くために、全力で頑張ろうと今では思っている。
働きながら勉強するのもなんだか悪くない。私は前回の国試の時、臨床分野の特に検査項目が、何が何だかわからなかったけれど今では少しだけわかる。その少しだけが国試にとってどれだけ大事なのか私は知っている。その小さなわかっているを積み重ねて、来年の2月にはきちんと合格したい。
卒業旅行で行ったタイのアユタヤ遺跡✈️